内容説明
感染症が問いかけるものに歴史学はいかに応えうるのか。政治と社会の分断、新たな排除と差別、労働・格差・ジェンダー問題―新型コロナウイルスによって浮き彫りにされた現代社会がはらむ諸問題に対して、気鋭の歴史家たちが新たな視座を提示する。
目次
序 問題提起:新型コロナウイルス感染症が歴史に問いかけるもの
第1章 感染症拡大の歴史的再検討・歴史学の位置
第2章 医療史・公衆衛生史のなかの感染症
第3章 感染症をめぐる政治と社会の分断・緊張
第4章 感染症による現代国民国家の変質
第5章 感染症が照らしだす人権と差別
第6章 感染症をめぐる格差・労働・ジェンダー
第7章 感染症と歴史実践
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