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内容説明
震災で断ち切られた痕跡をたずね、暮らしを営む「生存」のあり方をみつめ、歴史をつなぐ回路をさぐる。3.11後、陸前高田を訪れ、震災・復興に向き合う人びとの声を聞き、対話を重ね、共に考えつづけた、10年におよぶ「歴史実践」の記録。
目次
第1部 復興の取り組みと地域構造の変化(市民と共に歩んだ陸前高田・復興の一〇年―自治体労働運動と市民性の蓄積;陸前高田の地域形成史と震災復興の地域構造)
第2部 陸前高田で人が育ち、暮らすということ(「高田の保育」が映し出す「子どもの世界」;陸前高田の「子どもの世界」―新しい居場所としての陸前高田市立図書館)
第3部 陸前高田の歴史とあゆむ(地域の姿を記憶・記録する―多様な試み;陸前高田に移り住む―未来への選択)
第4部 歴史実践としての「生存」の歴史(「生存」の歴史を「つなぐ」ということ―私たちの「歴史実践」の中間総括;「東北フォーラム」の軌跡を振り返る―歴史学のなかの「生存」の歴史学)
著者等紹介
大門正克[オオカドマサカツ]
1953年生まれ。早稲田大学特任教授/歴史学、近現代日本社会経済史
岡田知弘[オカダトモヒロ]
1954年生まれ。京都橘大学教授/経済学、地域経済論、地域形成史
川内淳史[カワウチアツシ]
1980年生まれ。東北大学教授・NPO法人宮城歴史資料ネットワーク/歴史学、近現代日本の地域史、資料保全論
河西英通[カワニシヒデミチ]
1953年生まれ。広島大学名誉教授/歴史学、近現代日本の社会・文化論
高岡裕之[タカオカヒロユキ]
1962年生まれ。関西学院大学教授/歴史学、近現代日本の社会・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。