三浦つとむ意志論集―20世紀マルクス主義が欠落させたもの

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  • サイズ A5判/ページ数 242p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784881160954
  • NDC分類 116.4
  • Cコード C3010

内容説明

マルクス再審のために。三浦つとむが本書で一貫して問題にしているのは、マルクス、エンゲルスが構築した唯物史観の原理的な再建のカギは意志論にあるということだった。

目次

第1部(ヘーゲルの法理論とマルクス主義―実践における意志の対象化の問題;観念的な自己疎外としての法―パシュカーニスはどこで破綻したのか?;第二インターナショナルの亡霊―俗流唯物論から修正主義へのマルクス主義の後退)
第2部(唯物史観と意志論―観念的な原動力と、原動力の原動力をめぐって、あわせて、柴田高好氏へ;個人意志・階級意志・国家意志の区別と連関―丸山政治学の論理的性格;唯物史観と制度)
第3部 付論(マルクス主義国家論に関する手紙;史的唯物論の定式をめぐって;続・国家論に関する手紙;上部構造とはなにか)
解題 唯物史観の原理的再建のために―三浦つとむ意志論への批判的解題

著者等紹介

三浦つとむ[ミウラツトム]
1911‐1989。東京小石川に生まれる。本名は三浦二郎。実業学校中退後、独学で芸術論・言語論をはじめ社会科学の研究をすすめ、在野の理論家として、マルクス主義の既成の価値観にとらわれない幅広い批判的理論活動を繰り広げた。なかでも言語論についての問題提起と業績は高い評価を得ている

津田道夫[ツダミチオ]
1929年埼玉県に生まれる。マルクス主義研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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