感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kumicom
21
面白かった〜。同じシリーズの「天使のひきだし」よりも読みやすかった。慣れたのかな?難しいものだと思っていた新約&旧約聖書について、絵画とマンガでわかりやすく解説。やっぱり聖書って「聖おにいさん」のネタ元なのね〜。しかし「天使のひきだし」読んだ時も感じたけど神様えげつない。聖書に描かれてるくらいだからみんな聖人なのかと思っていたけれどそうでもない。人間の原罪が「ダメと言われたことを我慢できずにやってしまった」ことだとは。それにしても、ピカソの「磔刑」のインパクト!解説読んでも何描いてあるのか全然わかんない!2014/07/06
AKO
6
前回の『天使のひきだし』に続き視覚デザイン研究所が発行する『マリアのウィンク』。天使のひきだしでは天使が描かれた絵画をメインに扱われていたが、本書は新・旧約聖書の天地創造から最後の審判までの歴史を名画やゆる~いイラストとコラムを交えながら解説される。あまりにゆるすぎてイメージを崩してしまうかも?たまに挟まれる漫画のページが面白い。芸術家たちが好んで取り上げるシーンは意外と決まっていて、マリアとイエスの聖母子画が最も多く描かれた宗教画らしい。ルネサンスまでの西洋では宗教画しか芸術として認められなかった↓2022/11/01
葉菜枝
5
馴染みのない宗教画、何が描かれているかを知るのに最適な入門美術書。堅すぎず、それでいて知的好奇心を充分満たしてくれる視覚デザイン研究所のこのシリーズとても好き。2016/08/15
marumichan
5
西洋絵画とキリスト教の楽しく美しい入門書 創世記から最後の審判まで、 弟子の性格まで記されています。2012/06/19
P-man
4
軽やか(すぎる?)イラストで旧約も新約も解説。内容も、神の愛!キリスト万歳!ソイヤソイヤ!!ではなくイエスにすらツッコミいれるゆるさなのも異教徒にも嬉しい。視覚デザイン研究所の解説本は何冊か読んだが、満足度ではこれが暫定No.1か。ただ神がカインの麦を受け取らなかった理由はわからないと書いていたが、そこは断定できないとしても遊牧民族=アベル=ユダヤ人、農耕民族=カイン=異教徒であり旧約聖書はとにかくユダヤ人のために書かれたことに言及はして欲しかったかな。余談だが図書館で1995年刷を借りたが表紙が全く違う2015/05/23
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