内容説明
第十二巻はアメリカ在スエデンボルグ財団(Swedenborg Foundation)発行の標準版(Standard Edition)「天界の秘義」(Arcana Coelestia)第六巻に収められた創世記第三十七章から第三十八章にわたる部分の翻訳である。ヨセフのつかねた束のまわりに、その兄弟たちのつかねた束が来て、これを拝したというヨセフの夢物語りのうちに、またユダの長子エルの妻タマルが夫の死後身体からやもめの着物をぬぎすてて、身体をベールでおおい、義父ユダとともに臥して、二子をみごもったという歴史的事実のうちにいかような天界の秘義が秘められているか、今や天来の光の下に解明されている。