内容説明
「黄金よりも価値がありもす!ケシを研究してたもんせ」。“草”=諜報スパイに課された陸軍最高首脳の極秘指令。
目次
第1部 吉薗周蔵と罌粟(「周蔵手記」に現われたアヘン;厚い友情;「君、草になると良いよ」;加藤君への報告書;栽培者を求めて北海道へ;周蔵の欧州派遣を決めた上原大将)
第2部 アヘン概論(世界史にみるアヘン利用;重商主義が利用したアヘン;札幌農学校と吉野の甚兵衛;後藤新平と政体アヘン;アヘン幻想)
著者等紹介
落合莞爾[オチアイカンジ]
1941年、和歌山市生まれ。東京大学法学部卒業後、住友軽金属を経て経済企画庁調査局へ出向、住宅経済と社会資本の分析に従事し、1968~69年の『経済白書』の作成に携わる。その後、中途入社第1号として野村證券に入社、商法および証券取引法に精通し、日本初のM&Aを実現する。1978年に落合莞爾事務所を設立後は経営・投資コンサルタント、証券・金融評論家として活躍。日本および世界の金融経済の裏のウラを熟知する人物として斯界では著名な存在である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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