出版社内容情報
「報道写真の鬼」と呼ばれ、リアリズム写真を確立した写真界の巨匠、土門拳。彼の生き様と名作誕生の裏側を、元アサヒカメラ編集長が渾身の力で描きあげた評伝ノンフィクション。
【目次】
・まえがきー土門拳とはー
・第一章 リアリズム写真運動の視座
・第二章 「古寺巡礼」への道
・第三章 巨星墜つ
内容説明
土門拳は、大地に確固と根を下ろした凛としたイメージそのままの生き方で昭和写真史の上に巨大な足跡を刻んで悠然と去った。これから描いていく物語は、そうした土門拳の人と写真を心から思慕した数多くのアマチュア写真家たちとの師弟愛のストーリーであり、戦後まもない激動期に刻まれた「リアリズム写真」という写真表現の在り様を明確な一本道にして展開された格闘と交情のドキュメンタリーでもある。
目次
第1章 リアリズム写真運動の視座(桑原甲子雄による「土門拳」の起用;土門拳の月例審査はじまる;「カメラとモチーフの直結」と芸術性 ほか)
第2章 「古寺巡礼」への道(「ヒロシマ」の延長線上にある「古寺巡礼」;等質に共存した二面性―「ヒロシマ」系と「古寺巡礼」系;「土門拳倒る!」の衝撃波)
第3章 巨星墜つ(傾倒していく古陶磁の世界;晩年の日々;悲願の撮影―雪の室生寺)
著者等紹介
岡井耀毅[オカイテルオ]
1933年呉市に生まれ。神戸・御影で育つ。早稲田大学政経学部卒業後、朝日新聞社入社。西部本社社会部、南米移動特派員、東京本社外報部、ソウル支局長、『週刊朝日』副編集長、『アサヒカメラ』編集長などを歴任、1989年に退社後はジャーナリストとして写真評論の執筆、写真集の編集等を手掛ける。2001年、『評伝 林忠彦』により日本写真協会年度賞受賞
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感想・レビュー
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みい⇔みさまる@この世の悪であれ
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