内容説明
仏文学者がこころ優しく書き下ろした「星の王子さま」新論。どうして、「もっとも大切なものは目に見えない」のだろう。独自の訳だから、初めてわかった「王子さま」の謎。
目次
序章 レオン・ウェルトにあてた献辞
第1章 夜明けの声
第2章 王子さまの恋
第3章 宇宙の旅
第4章 サハラ砂漠
第5章 砂漠の賢者
第6章 別れ
第7章 そして六年後…
著者等紹介
柳沢淑枝[ヤナギサワトシエ]
1976年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。子育てが終った後の1994年、フランス北部の都市アミアンのピカルディー・ジュール・ヴェルヌ大学大学院博士課程入学、1995年同大学院博士課程修了。元昭和女子大学専任講師。現在、日本女子大学、成城大学、明星大学、専修大学、東洋大学非常講師。また、朝日カルチャーセンター立川にて文学講座の「星の王子さま」を開講している。論文に「アルベール・カミュにおける正義の概念」「異邦人の軌跡」(白水社「ふらんす」連載)他、共訳書に『カミュ太陽の兄弟』(国文社)がある
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