内容説明
本書は、1855年のボルドー・ワインの格付けから150周年目を迎えたことを記念するものであり、格付け第1級にランクされた5大シャトー(ラフィット=ロートシルト、マルゴー、ラトゥール、ムートン・ロートシルト、オー=ブリオン)から始まって、パルメ、ラ・ラギューヌ、グリュオ・ラローズ、モンローズ、ポンテ=カネ、プリュレ=リシーヌなどが綺羅星のごとく名を連ねている、第2級、第3級、第4級、第5級に至るまで、すべてのシャトーが詳しく紹介されている。『ボルドー格付シャトー60』には、ジャン=ポール・カウフマンの序文、世界的に有名なワインライターにして専門家であるヒュー・ジョンソンの前書き、アメリカ人作家デューイ・マーカムJr.による格付けの歴史についてのエッセイ、コルネリス・ファン・レーウェンによるこの地域のテロワールについてのエッセイが含まれる。本書の中で最大のスペースを占めているのは、シャトーの現代のプロフィールを描いた項で、環境、城館のインテリア、セラー、醸造所、傑出したヴィンテージなどが紹介されている。フランク・フェランがすべてのオーナーに会い、その高名なシャトーをひとつ残らず訪問してまとめたものである。彼の生き生きとした探訪記は、本書のために撮影されたクリスチャン・サラモンの写真によって彩られている。
目次
シャトー・ラフィット=ロートシルト
シャトー・ラトゥール
シャトー・マルゴー
シャトー・ムートン・ロートシルト
シャトー・オー=ブリオン
シャトー・ローザン=セグラ
シャトー・ローザン=ガッシー
シャトー・レオヴィル=ポワフェレ
シャトー・レオヴィル・バルトン
シャトー・デュルフォール=ヴィヴァン〔ほか〕
著者等紹介
山本博[ヤマモトヒロシ]
1931年横浜市生まれ。弁護士。早稲田大学大学院法律科修了。日本輸入ワイン協会会長、フランス食品振興会主催の世界ソムリエコンクール日本代表審査委員
山本やよい[ヤマモトヤヨイ]
1949年岐阜県生まれ。英米文学翻訳家。同志社大学文学部英文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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