内容説明
音は思想である。ジャズとオーディオに魅せられた男の二〇〇六‐二〇一四の軌跡。生い立ちに迫ったロングインタビュー、一九八二年に書かれた「ベイシーの十二年」も収録。
目次
聴く鏡 二〇〇六年~二〇一一年
ナウズ・ザ・タイム!
聴く鏡 二〇一一年~二〇一四年
スウィフティーズ・フォト・ギャラリー
インタビュー菅原正二 正体不明
ジャズ喫茶「ベイシー」の十二年 一九七〇~一九八二
ジャズサウンドの要
レコードには幻想を
著者等紹介
菅原正二[スガワラショウジ]
1942年岩手県生まれ。早稲田大学在学中、ハイソサエティー・オーケストラでバンド・マスター、ドラマーとして活躍、TBSラジオ主催の「全国大学対抗バンド合戦」で三年連続全国優勝。1967年には、ビッグバンドとして日本初の米国ツアーを敢行した。「チャーリー石黒と東京パンチョス」のドラマーを務めたのち、1970年、郷里の一関に戻り、ジャズ喫茶「ベイシー」を開店。ジャズ・オーディオに独自のスタイルを確立し、幾多のジャズ・ジャイアンツやさまざまなジャンルの人物が世界中から「ベイシー」に集う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夢仙人
1
楽しく読ませてもらいました。2020/10/17
qoop
1
東日本大震災を挿んだ前後、一関のジャズ喫茶ベイシー店主の著者は何を思い、どう暮らし、自身の内面を映す〈聴く鏡〉であるオーディオシステムと如何に向き合ったのか。本書の眼目はやはりそこだろう。旧に復せないいま、新たな音を求めて突き進む姿には教えられるところ大。〈実際は元に戻りたいという囁きは頭の中で聞こえるのだが、物理的にどうせ戻れないことも分かっている。新しく先に進むしかない。作業中に毎日地震が来た。すると、めげるどころか余計にハイになった〉p1952014/06/26
みじんこ
0
日本一音のいいジャズ喫茶として名高い岩手県は一関市の「ベイシー」のマスターのjazzやオーディオへの向き合い方が分かる本。手前味噌ながら私も本書に書かれている「9・11平泉・毛越寺でのカウント・ベイシー・オーケストラ野外コンサート」に行った口なんだ。読んでたら「ベイシー」に行きたくなった。近々また行ってみよう。2015/01/18
ジャズクラ本
0
◎2015/11/01
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- 和書
- 分子遺伝学