内容説明
本書は、科学の方法論をまず概説、その議論をふまえ、科学と信仰の関係について代替的な考えをいくつか明らかにし、そのうえで生物学が物理学とちがう科学的方法を駆使して、ダーウィンをはじめとするその後の進化総合説にどのような成果をあげさせてきたかを概説。最後にアメリカで進化論に横槍を入れる創造科学を打破、聖書の教えが科学の研究と両立することを挺に、創造科学などがアメリカの環境問題・理解を防げている事情をふまえ、日本が担うべき責任を論じている。
目次
第1章 科学の方法について
第2章 科学と信仰について
第3章 生物学と進化生物学について
第4章 進化論とキリスト教は矛盾するのか
第5章 創世記における創造の叙述を考える
第6章 福音主義キリスト教と進化論
著者等紹介
大谷順彦[オオタニヨシヒコ]
1960年神戸大学経済学部卒業。1969年米国ミネソタ大学大学院修了(Ph.D.)。1969年米国ミネソタ大学Assistant Professor(経済学部)。1970年米国パーデュー大学Assistant Professor(経済学部)。1974年同Associate Professor(経済学部)。1976年米国カンサス大学Associate Professor(経済学部)。1981‐1994年同Professor(経済学部)。1981‐2000年筑波大学教授(社会工学系)。1993‐2000年日本経済学会理事。現在九州産業大学教授(経済学部)、土浦めぐみ教会会員。専門分野は理論経済学、国際経済学、数理経済学
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