内容説明
本書はキリスト教信仰とその倫理には、もっと現代的な意義があるのではないかと考えます。そして、そのキリスト教倫理の現代的意義をもっぱら経済社会との関係を中心に幅広く追求します。本書は世界経済とのかかわりを厳しく問われる日本経済の発展に携わる多くの人に、みずからの営為の基礎とその精神を直視することを迫ります。
目次
1 経済とは
2 市場経済
3 物的世界と人間の役割
4 私有財産
5 貨幣・富
6 労働について
7 個人と個人の利害追求
8 競争と協調
9 市場経済の秩序とその特質
10 意図せざる結果と一般恩恵
11 公共政策の限界と問題点
12 構造的罪・経済公正と所得・富の再分配
13 聖書とユダヤ社会に見る互助・福祉厚生
14 利子について
15 国際経済の仕組みは不公正か
16 国際経済発展についてのケース・スタディ
17 GATTと国際貿易
18 日本経済について
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