内容説明
「この手紙はわしが死んだ場合にだけおまえの手に届くようになっておる。おまえの父さんに約束したからだ」というはじまりで、「おまえのものと定められた声が聞こえだすと、いろいろと生きにくくなるかもしれないが、あらゆる点でいまよりはずっとおもしろくなるだろう」というおじいさんからの手紙を、ある日11歳のクリスチャンはもらった。ほどなく、そんな声がほんとに聞こえてきた。ただでさえいろんなことが気になりだしていたクリスチャンが、〈声〉のおかげでした新発見のかずかずを、この本はものがたる。大人にふりまわされないための秘策の手帖。