内容説明
ツーリストは変える。“見る”から“創る”へ。自分だけのかけがえのない体験を得て、地域住民と共に新たな価値を生み出す旅へ。消費から創造への価値転換をうながす、新ツーリズム論。クリエイティブツーリズムは、ツーリストが地域の伝統工芸や芸術、食文化などの創造的活動に参加し、地域の人々との協働を通して学びと体験を深める観光形態である。本書では特に「共創(co‐creation)」の視点を中心に据え、訪問者と地域住民がどのように協力し合い、新たな価値を創出していくのかを探る。
目次
第1章 なぜ今クリエイティブツーリズムなのか
第2章 クリエイティブツーリズムの重要性と課題
第3章 創造都市金沢の実践
第4章 創造農村丹波篠山の実践
第5章 「最涯の地」珠洲の挑戦
第6章 日本における可能性と意義
第7章 課題と今後の展開
終章 クリエイティブツーリズム研究の系譜
著者等紹介
竹谷多賀子[タケヤタカコ]
龍谷大学経営学部准教授。同志社大学大学院嘱託講師。同志社大学創造経済研究センター嘱託研究員。文化経済学会〈日本〉理事。丹波篠山市日本遺産・創造都市推進委員会委員、ユネスコ創造都市ネットワーク丹波篠山市国際会議実行委員会顧問・アドバイザー、国際交流基金「令和7年度舞台芸術国際共同制作」プロセスオブザーバーなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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