内容説明
NHK TV「わくわく授業」で紹介。中学生が国語の授業でつくった恋の短歌。相聞歌(そうもんか)は、相手の消息をたずねる和歌。恋の歌が多い。
目次
春(運命のクラス替え;見ているだけで ほか)
夏(一度でいいから;夢の夏祭り ほか)
秋(眠気;コスモス ほか)
冬(伝えずにいられない;長いお風呂 ほか)
著者等紹介
桔梗亜紀[キキョウアキ]
島根県の公立中学校国語科教諭。短歌や俳句の創作でお互いの気持ちを共有しあう国語の授業を実施。その様子はNHKの「わくわく授業」などで放映されたほか、2012年から共同通信の配信で中日・東京新聞、北海道新聞、沖縄タイムズなど全国各紙に連載寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
59
中学校での国語の授業。相聞歌を題材にしたもの。読んでいて、思わずニンマリしてしまうのを止められない。中学生、それも1年生ではなく、2,3年生ならではの世界だと思う。少し不器用だったり、意外な才能だったり、これは楽しい。ふと、自分の中学生時代のことを想い出した。そうそう、そうなんだよなあ~。2022/03/24
よしりん
24
週イチで朝刊に掲載されていたのがいつの間にか終了していて(掲載開始もいつだったのかわからないのだけど😅)調べたらこれを見つけたので借りてみた。中学時代なんてもうはるか昔の話だけど“その気持ちわかるよー”と懐かしく微笑ましい読んだ。イラストも可愛くてよかった。2022/05/14
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
21
国語の授業で作った相聞歌(かっこよく秘密のままで恋心を届ける短歌だそうで)、共同通信の記者さんがそのファンになって相聞歌は広がったようです。いやー、もうキュンキュン❤️ 中学生といえば厨二病の年代、こんな風に気持ちを出せたなら、いらんモヤモヤに悩まされることはないかもね。気持ちの言語化、大切。誰の心にも、いつだって、キュンキュンはあるんだよ、きっと。2024/05/19
凸凹パレード
17
こんな授業うらやましすぎる。実際受けていたら自意識過剰になりすぎて悶絶死しそうだけど。中学生という特別なあの時だからこそ詠める歌。「ダイスキが心の中におさまらない もうすぐ割れる私の風船」「おはようと初めて君に言えた朝 思わず僕は駆け足になる」「アノヒトガシアワセダッタラソレデイイ 私はそんなお人よしじゃない」アオハル万歳!2021/07/06
いお
16
国語の授業で中学生が作った俳句。テーマは「恋」。男子が可愛い俳句をつくる!女子の俳句もいいんだけど、とにかく男子の俳句が胸キュン。匿名で俳句を提出する授業なんだけど、素直に作る男子の姿を思うと、楽しい。こんな授業だったら、俳句も楽しい。2022/02/03