出版社内容情報
「ものづくり」に強みを持つといわれてきた日本の競争力であるが、電子・電気関連製品においては近年輸出競争力に翳りが見え始めている。中国、東南アジア市場の消費拡大や国際競争の激化、急激な技術変化、消費者嗜好の多様化に素速く対応するための技術アウトソーシング戦略とはどの様なものなのか。
本書では技術アウトソーシングを明確に定義付けし、グループ内技術アウトソーシング企業と単独資本技術アウトソーシング企業の役割の違いや、その設計活動や活用戦略を調査・分析し今後の課題を明らかにする。著者の長年の経験と実務管理者のインタビューを交え、これからの「ものつくり」産業において必要不可欠な技術アウトソーシング戦略を描き出す労作。
序 章 自動車産業の国際競争力強化に向けて 技術アウトソーシングの活用
第1章 自動車産業の構造および技術の特徴
第2章 アウトソーシングへのアプローチ
第3章 アウトソーシング論の到達点と課題
第4章 技術アウトソーシングの活かし方と課題
第5章 自動車産業での活かし方
第6章 技術アウトソーシングの構造、その特徴 グループ系企業と独立資本系企業の違いの視点
第7章 設計にみる知識のダイナミズム
第8章 3次元CADによる設計革命とそのインパクト
第9章 「まとめ委託」の促進・拡大
終 章 技術アウトソーシングを活かした競争力強化
太田 信義[オオタ ノブヨシ]
1946 年生まれ。1969 年 東京工業大学工学部卒業、(株)デンソー入社(メータ技術部部長、ボディ機器事業部部長などを歴任)。2002年デンソーテクノ(株)社長(?2009.6)。2012 年 名古屋学院大学大学院博士前期課程修了。 2015 年 名古屋学院大学大学院博士後期課程修了、博士(経営学)。
内容説明
自社グループ内で開発・保有する技術で変化に対応する自前主義は限界を迎えた。輸出立国日本を支える自動車産業の、製品設計・開発、生産技術などの技術領域に照準を定め、競争力向上に資するアウトソーシングとはどのようなものなのかを明らかにする。
目次
序章 自動車産業の国際競争力強化に向けて―技術アウトソーシングの活用
1章 自動車産業の構造および技術の特徴
2章 アウトソーシングへのアプローチ
3章 アウトソーシング論の到達点と課題
4章 技術アウトソーシングの活かし方と課題
5章 自動車産業での活かし方
6章 技術アウトソーシングの構造、その特徴―グループ系企業と独立資本系企業の違いの視点
7章 設計にみる知識のダイナミズム
8章 3次元CADによる設計革命とそのインパクト
9章 「まとめ委託」の促進・拡大
終章 技術アウトソーシングを活かした競争力強化
著者等紹介
太田信義[オオタノブヨシ]
1946年生まれ。1969年東京工業大学工学部卒業、(株)デンソー入社(メータ技術部部長、ボディ機器事業部部長などを歴任)。2002年デンソーテクノ(株)社長(~2009.6)。2012年名古屋学院大学大学院博士前期課程修了。2015年名古屋学院大学大学院博士後期課程修了、博士(経営学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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