出版社内容情報
数字と史料が語る織田信長 うつけ、桶狭間の勝利、小牧山城築城、 天下布武の真実がついにあきらかに!!
織田信長については今更語るまでもない。
僧侶300 名を集めての父親の葬儀席上、髪は髷結わず茶筅に巻きあげ 袴も着けず、大小の刀を縄の帯にさし現れ、言葉も発せず、位牌に抹 香を投げつけて帰ってしまう。この場面を切りだしただけでも、唖然 とし、なぜ? の疑問が始まる。
そして周りの大人達から“ 大うつけよ" と陰口をたたかれたこの男 は数年後、尾張を統一し、今川の大軍を僅かな手勢で完膚なきまでに 撃破する。歴史上名高い「桶狭間の戦い」である。 “ うつけ" と呼ばれた男に何故このような戦が出来たのか。
それは彼 の天才性なのか、それともただ幸運に恵まれただけだったのか。
本書は信長の人生の内、家督相続後、前半の“ 天下布武" の印を使い始める15 年間について解説したものである。 史料『信長公記』を精査、別の史料と比較しながら、信長にまつわる “ 数字" を中心に、取り巻く“ 環境"(自然、政治、経済)、などから 活躍の舞台となった土台や、彼の下した数々の歴史的決断の背景を読み解き、新しい信長像に迫る1 冊
【著者紹介】
1949年群馬県館林市で生まれる。早稲田大学卒業後、(株)東芝入社。海外営業で、ギリシャ、ドイツ、イタリア、イギリス、ベルギー、フランスに計21年駐在。退職後著作活動に入る。
内容説明
なぜ道三との参会時渡来十年足らずの新兵器、鉄砲を大量に持っていたのか?未だに謎が多い。なぜ桶狭間の合戦で今川の大軍を撃破できたのか?なぜ小牧山城の石垣は3.8mもの高さがあるのか?四百五十年の時空を越え、史料と数字が語り出す真実とは…
目次
第1章 “うつけ”を高く評価した二人
第2章 弾正忠家の当主達
第3章 織田信長
第4章 桶狭間の合戦
第5章 美濃攻略(一)
第6章 小牧山城築城
第7章 美濃攻略(二)
著者等紹介
蜂須賀剣[ハチスカケン]
1949年群馬県館林市で生まれる。早稲田大学卒業後、(株)東芝入社。ギリシヤ、ドイツ、イタリア、イギリス、ベルギー、フランスに計21年駐在。退職後著作活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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