出版社内容情報
日本人の華族令嬢とカンザス生まれの貧しい青年の運命的な出遭い。異端の結婚。数々の逆境を乗り越え、近江八幡でのミッションを通し世界との「愛の架け橋」になろうとしたキリスト者夫妻の愛の生涯を描くノンフィクション。
本書はボストンのジャーナリスト、グレイス・フレッチャー著 「The Bridge of Love 愛が架ける橋」の待望の翻訳であり、一柳満喜子に詳しく触れられたほとんど唯一の書籍です。
メレル・ヴォーリズ 1880年-1964年
日本名 : 一柳米来留(ひとつやなぎ めれる)
英語教師として来日する。キリスト教の伝道に従事し、建築家として関西学院大学、明治学院大学礼拝堂や豊郷小学校旧校舎、山の上ホテルなど、現在も残る建物が多く、「日本で最も愛される洋館」を作ったと言われる。
また、「近江兄弟社」の創立者としてメンソレータム(現メンターム)を広く日本に普及させた。
一柳満喜子 1884年-1969年
子爵家の三女。米留学後、メレルと出会い結婚。「近江兄弟社」の経営を助けるとともに、自らも教育者として保育所・幼稚園、小・中・高等学校を擁する「近江兄弟社学園」を創立、今もその精神は生きる。
日米開戦が迫る中、彼は帰国せず日本に帰化する。日本名、米来留は「アメリカより来りて日本に留まる」との意味を持ち、生涯伝道の志を失わなかった。
【著者紹介】
1980年滋賀県生まれ。2008年佛教大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。現在、国際日本文化研究センター機関研究員(講師)。京都大学中核機関研究員と関西外国語大学兼任講師を併任。
内容説明
日本人の華族令嬢とカンザス生まれの貧しい青年の運命的な出遭い。異端の結婚。数々の逆境を乗り越え、近江八幡でのミッションを通し世界との「愛の架け橋」になろうとしたキリスト者夫妻の愛の生涯を描くノンフィクション。
目次
満喜子―大名の娘
メレル、山の息子
東から西へ
西から東へ
近江八幡での最初のころ
窮地は勝利―そして満喜子へ導く
「プリンセス」と「貧乏人」の結婚
近江八幡でのハネムーンの日々
近江ミッションから近江兄弟社へ
一柳米来留、日本への帰化
つらい戦争の日々
米軍占領下でのメレルの活動
永遠への架け橋
著者等紹介
平松隆円[ヒラマツリュウエン]
1980年、滋賀県生まれ。博士(教育学)。現在、国際日本文化研究センター機関研究員(講師)。京都大学中核機関研究員を併任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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