映画がなければ生きていけない 2003‐2006

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映画がなければ生きていけない 2003‐2006

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  • サイズ A5判/ページ数 549p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784880651842
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0074

出版社内容情報

1999年から現在まで続くメールマガジン「日刊デジタルクリエイターズ」に連載中の
人気コラム「映画と夜と音楽と…」単行本化。本書に先だって記念品として作られた500部限定本はたちまち完売するほどファンは多い。その魅力を本書解説の映像作家かわなかのぶひろ氏はこう書いている。〈人生は困難なものだ。だが希望を失うな。諦めるな。そう感じさせてくれる映画を、あくまで僕は支持したい」という「僕」の矜持は、本書のどの頁からも熟成されたウィスキーのような滋味と芳香をともなって漂ってくる。読む側をじんわりと幸せな気分に誘ってくれるのである〉。
あの名場面、あのセリフに人生を重ねる味わい深い文章が胸に響く。
どんなガイド本よりも映画が観たくなる一冊だ。

愛は報われるか
黄昏を生きる
世のため人のため
避けられない生を生き抜くための言葉
心に刺さる死の棘
絶え間ない悲しみ
長く細い脚を包む青いジーンズ
愛は歳の差を超えるか?
灰の底のダイヤモンド
生者のあらん限り
優柔不断の思想を断つ
夢は金で買えるのか?
否(ノン)と言い続ける
いのちぼうにふろう
裏切りの日々
父から子へ伝わるもの
五十年の映画人生
窓拭きたちの見た夢
サマータイムの逆説
言葉では伝わらない想い
人生に必要なすべては映画館で学んだ
ほか

著者が観た映画の本数は半端じゃないが、本書のボリュームも半端じゃない。
A5判の2段組みで約600ページ。コラム数は二冊合わせて約300本。
こんなことになってしまったのにはわけがある。
一つはメルマガ読者からの望む声。もう一つは、読めば読むほどハマるシロモノだからである。解説のかわなか先生も書いていらっしゃるが、まるで〈ウイスキー〉のようなのだ。本書は映画紹介でも映画評論でもない。映画に夢を見、恋愛を学び、人間を考察し、人生を想い、そして映画に現実を救われる。50年の人生を映画とともに生きてきた著者のすべてである。読後には「映画っていいなぁ」と素直な人間になってしまう。「未見の映画がこんなにあるのって幸せ」とも思えてしまう。
年代毎に区切ってはあるが、どこから読んでもかまわない。
ぜひ正月休みにじっくりと読んでもらいたい。

内容説明

あのセリフ、あのシーンに“人生”を重ねる。2003年~2006年に掲載されたコラム153本。

目次

2003(月へ飛ぶ想い;執着心と諦念 ほか)
2004(世のため人のため;避けられない生を生き抜くための言葉 ほか)
2005(知らん仏より知っとる鬼;見捨てられた者たちのために… ほか)
2006(世代を越えて伝えるべきもの;傍観者からの手紙 ほか)

著者等紹介

十河進[ソゴウススム]
1951年、香川県高松市に生まれる。1975年、中央大学文学部フランス文学専攻を卒業後、出版社に勤務。8ミリ専門誌、カメラ専門誌、ビデオ専門誌、広告写真専門誌、デジタルデザイン誌などの編集部を経て、2003年より総務経理部に異動。これまでに観た映画は数千本。1999年よりメールマガジン「日刊デジタルクリエイターズ」に映画を中心としたコラムを連載。2005年にはその中から41編をセレクトし、500部限定書籍を制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

23
安定しているな、と思う。「悟ってる」かと思えば時に小市民の悲哀とぼやきが綴られ、著者の中の小さな心の動きがデリケートに伝わってくるので気が抜けない。豊富な映画や書物の知識に裏打ちされたコラムは当たり外れがなく、いつ読んでも期待以上のなにかをこちらに伝えてくれる。丁寧に生きている人、という印象を感じる。悪く言えばその当たり外れのなさが金太郎飴的でもあり、飽きが来ないでもない。まあ、一気に読むべき本ではないのでそこはご愛嬌と言うべきか。この著者から自分は本当に多くを学んだと思うし、これからも学ぶのだろうと思う2022/02/01

踊る猫

20
これで3周目の読書になるのだけれど、やはりというか飽きが来ない。コクがあるというか、滋養を感じさせる文章に惹かれてついつい読みふけってしまう。本人は謙遜しているが、なかなかこれは小林信彦や芝山幹郎の仕事を思わせるものだ。私自身、映画を観ていてここまで深く鑑賞できているかと思うと心もとない。これはもう観客の資質や才能の問題であり、嫉妬するのはみっともないというものかもしれないがしかし唸らされる。もちろんアラはある。金太郎飴みたいに同一の結論へと読み手を誘おうとしている、という類のものだ。だがその味も癖になる2022/11/05

踊る猫

7
一気読み出来るわけもないので少しずつ読んだのだけれど、根底にあるのは生真面目さなのだろうなと思う。人生について、世事について、なにをどう考えどう生きるか……そんなシリアスな問題が地に足の着いたタッチで誠実に綴られ、こちらを惹きつける。小説仕立ての文章が間に入るのは作家志望だった氏の、まあご愛嬌と言うべきか。自分の今の年齢と十河氏の年齢の開きを考えさせられ、もし自分が五十代になったらこんな文章を書けるようになるのだろうかと悩んでしまった。そのためには(もっと映画を観ることはもちろんだが)「丁寧に」生きないと2017/02/12

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