出版社内容情報
5年前、お父さんたちの地域活動から生まれたNPOが、ブロードバンドをまちに導入し、自然館の管理・運営を任され、コーポラティブ住宅まで建ててしまった。人と人をつなぎ、地域に根ざしたそれらの活動は、まちを、そして人々をどう変えたのか?そして、これからのNPOの役割とは? 今、日本でもっとも注目されている、類いまれなNPOの活動を収めた一冊である。「地域密着型NPOの最高レベルがここにある!」東京都総務局IT推進室情報企画担当部長・木谷正道氏推薦!
第1章 NPOはまちを変える―長池ネイチャーセンター万華鏡
第2章 なぜNPO法人をつくったのか
第3章 NPOがまちの通信インフラを呼び込む―高支隊の試み
第4章 住まいは自らつくり管理する―夢見隊と住見隊の残した種
第5章 NPOの評価に挑戦
第6章 まちの施設は自分たちで管理する―小山内裏公園指定管理者への挑戦
第7章 自分たちのまちは自分たちで調べる―多摩ニュータウンの実態調査
第8章 人をつなぐ、元手をためる―ソーシャル・キャピタルのつくりかた
内容説明
著者の富永一夫さんは「NPOはノンペイメント(食えない)オーガナイゼーションだ」と冗談を言う。そのNPOが、一つまた一つと成功事例を創り出した。本書は、現実社会に大きな役割を持つに至ったNPOが、地域の経営主体としてどれほどのレベルに達しているかを具体的に示している。読者は目からうろこが落ち、“新たな公・共”の意味と現実を理解するだろう。
目次
第1章 NPOはまちを変える―長池ネイチャーセンター万華鏡
第2章 なぜNPO法人をつくったのか
第3章 NPOがまちの通信インフラを呼び込む―高支隊の試み
第4章 住まいは自らつくり管理する―夢見隊と住見隊の残した種
第5章 NPOの評価に挑戦
第6章 まちの施設は自分たちで管理する―小山内裏公園指定管理者への挑戦
第7章 自分たちのまちは自分たちで調べる―多摩ニュータウンの実態調査
第8章 人をつなぐ、元手をためる―ソーシャル・キャピタルのつくりかた
著者等紹介
富永一夫[トミナガカズオ]
1952年生まれ。専修大学卒業。日本テトラパック(株)に21年間勤務。1999年10月に退社し、同年12月、特定非営利活動法人「NPO FUSION長池」(八王子市)理事長に就任。2003年1月には「NPO FUSION」(多摩市)を設立。多摩ニュータウン内にて、住民の暮らしをサポートしている
中庭光彦[ナカニワミツヒコ]
1962年生まれ。1986年、学習院大学卒業。2000年、中央大学大学院総合政策研究科修士課程修了(都市・地域政策)。日本コンベンションサービス(株)などを経て、2002年より(有)地域計画研究所代表取締役。NPO、生活経営、水資源対策やコミュニティ組織等の分野を中心に調査・執筆活動を行っている
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