出版社内容情報
「文化の時代」「地方の時代」の流れを受け、90年代に飛躍的な展開を遂げた文化政策。文化とは多義的ではあるが、近年、特に「まちづくり」においての施策の拡大が見られる。そのような状況で成立したのが「文化芸術振興基本法」と「文化振興条例」である。本書はその趣旨と内容について、逐条的に解説。今後の文化政策研究にあたる者に好適なテキスト。
文化法制の体系と文化芸術振興基本法制定の経緯
第1部 文化芸術振興基本法と文化芸術振興基本方針(文化芸術振興基本法の構造
文化芸術振興の基本的方向
文化芸術振興の基本的施策(文化芸術の振興と普及
文化芸術の基盤の整備
施策展開の基本姿勢))
第2部 文化振興条例と文化計画(文化振興条例と文化計画の現状
富山県民文化条例と富山県民文化計画
苫小牧市民文化芸術振興条例と文化芸術振興基本方針
東京都文化振興条例と横須賀市文化振興条例)
第3部 参考資料
内容説明
本書は、文化芸術振興基本法の制定を契機に、同法と地方公共団体の文化振興条例について総括的な考察を行い、今後の文化法制研究の端緒となることを期待するとともに、今日多くの大学や大学院で開講されている文化政策に関する授業の教科書ないし参考書として使用されることをねらいとしている。
目次
文化法制の体系と文化芸術振興基本法制定の経緯
第1部 文化芸術振興基本法と文化芸術振興基本方針(文化芸術振興基本法の構造;文化芸術振興の基本的方向;文化芸術振興の基本的施策(文化芸術の振興と普及;文化芸術の基盤の整備;施策展開の基本姿勢))
第2部 文化振興条例と文化計画(文化振興条例と文化計画の現状;富山県民文化条例と富山県民文化計画;苫小牧市民文化芸術振興条例と文化芸術振興基本方針;東京都文化振興条例と横須賀市文化振興条例)
第3部 参考資料
著者等紹介
根木昭[ネキアキラ]
1943年岡山県生まれ。1965年大阪大学法学部卒業。1968年文部省入省。文化局、初等中等教育局、大学学術局、外務省、九州大学、管理局、文化庁(宗務課長、芸術課長、文化普及課長)を経て1992年長岡技術科学大学教授。2001年放送大学客員教授。2003年東京芸術大学教授、長岡技術科学大学名誉教授。専攻は、文化政策論、法学博士
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