内容説明
吉野ケ里の遺跡は、邪馬台国が戦乱に明け暮れた武装国家であることを告げた。九州の巨大勢力が古代大和を乗っ取ったとする、『邪馬台国東遷説』が古代史を書きかえる。
目次
プロローグ 耶馬台国、そして九州と大和を結ぶ“点と線”
九州邪馬台国の全容―邪馬台国が九州王権以外にありえない理由
卑弥呼の死をめぐる謎
侵攻する邪馬台国―拡大する邪馬台国に古代大和は屈した
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hyena_no_papa
3
吉野ヶ里遺跡日吉神社跡地の石棺墓が話題になっているが、吉野ヶ里遺跡を邪馬台国だと断定した古代史家として奥野正男氏の名をまず挙げねばならないだろう。本書は吉野ヶ里=邪馬台国説と、邪馬台国東遷という二大テーマを概説する。氏は考古学が専門なのでその方面からの解説は確かに説得力を感じるものの、水行陸行の解釈など『魏志』倭人伝の解釈では見過ごせない疑問点もある。邪馬台国東遷説は他に安本美典氏などの説くところだが、奥野氏・安本氏共にその時期を3世紀後半とする。果たして近年発掘調査の進む纒向遺跡の年代感と合致するのか?2023/06/06
Jimmy
1
これも再読の価値無し、って感じですかね。2021/05/28
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