出版社内容情報
西瀬戸内海の潮目に浮かぶ祝島(山口県上関町)。魚がとれ、ひじきが育ち、海の恵みで暮らしが成り立つこの島では、いまなお原発計画が続いている。「カネをもろうた者はモノを言えんごとになる」「海と山がありゃあ、なんぼでも生活していける」そう語り、はね返してきた島の人びと。対し、恫喝(スラップ)訴訟をはじめ圧力をかけてくる電力会社……。祝島で続く攻防と、地方自治の現実。海とともに生きる島の、抵抗のドキュメント。
(推薦コメント)
「海はみんなのものじゃけん」に激しく同意。声をあげること、諦めずに抗い続けることによって必ずや変わっていくことを信じています。──樋口英明(元福井地裁裁判長)
祝島に原発を作らせない人々に、私たちはいつかきっと感謝することになるだろう。──上野千鶴子(社会学者、東京大学名誉教授)
瀬戸内海のスゴサを知って日本のオロカサを見抜く。今からでも遅くない、海賊になろう!──アーサー・ビナード(詩人)
【目次】
はしがき 鞆の浦から祝島へ
序
第一部 潮目が見えるか
1章 潮とともに ─海と原発とカネ
2章 海売りは「漁師の問題」?
3章 満ち干は糧となり堀となり
4章 結集して海を受け継ぐ
第二部 原発恫喝裁判
5章 さかい目つなぎ目
6章 潮目に目を凝らせば ─横浜・富岡の祭礼舟と海と祝島
7章 点が線に線が面に、そして広い海のように
第三部 海におきる地上げのごとし
8章 前触れ
9章 女の人のチカラ
10章 自主か原発か
11章 嘘と無法への対処法
12章 大潮と選挙、侵食と分断 ─原発とカネの茶番
13章 暮らしと魚と原発 ─漁師五〇年・祝島からの声
終章
あとがき
内容説明
西瀬戸内海の潮目に浮かぶ祝島(山口県上関町)。魚がとれ、ひじきが育ち、海の恵みで暮らしが成り立つこの島では、いまなお原発計画が続いている。「カネをもろうた者はモノを言えんごとになる」「海と山がありゃあ、なんぼでも生活していける」そう語り、はね返してきた島の人びと。対し、恫喝訴訟をはじめ圧力をかけてくる電力会社…。祝島で続く攻防と、地方自治の現実。海とともに生きる島の、抵抗のドキュメント。
目次
第一部 潮目が見えるか(潮とともに―海と原発とカネ;海売りは「漁師の問題」?;満ち干は糧となり堀となり;結集して海を受け継ぐ)
第二部 原発恫喝裁判(さかい目つなぎ目;潮目に目を凝らせば―横浜・富岡の祭礼舟と海と祝島;点が線に線が面に、そして広い海のように)
第三部 海におきる地上げのごとし(前触れ;女の人のチカラ;自主か原発か;嘘と無法への対処法;大潮と選挙、侵食と分断―原発とカネの茶番;暮らしと魚と原発―漁師五〇年・祝島からの声)
著者等紹介
山秋真[ヤマアキシン]
神奈川県出身。ノンフィクションライター。1992年から石川県珠洲市へ通いはじめる。1993年、日本大学芸術学部卒業。以降、原発計画にゆれる珠洲と、計画に関連する裁判の傍聴に通う。2003年の計画凍結後、社会学者の上野千鶴子氏の東大大学院ゼミへ通う(05‐09年)。その後、上関町祝島へ通い、取材を続ける。著書に『ためされた地方自治―原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠洲市民の13年』(桂書房、2007年平和・協同ジャーナリスト基金荒井なみ子賞、2008年松井やよりジャーナリスト賞を受賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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