対談―戦後・文学・現在

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対談―戦後・文学・現在

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  • サイズ B6判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784880594026
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

文芸評論家・加藤典洋はときに著者よりも深く、鮮やかに文学作品を読み解く。その一方、デビュー作『アメリカの影』、代表作の一つ『敗戦後論』に見られるごとく、戦後日本の追究を自身の思想の足場として保持してもいる。この二つを両輪に、長年、徒手空拳のまま「現在」と向きあい、数々の魅力的な論考を発表してきた。本書では、この非凡な批評家の1999年以降、現在までの対談を精選。現代社会の見取り図を大胆に提示する見田宗介、また今は亡き吉本隆明との伯仲する対談など、時代に流されない、忖度なき思想家、同時代人との「生きた思考」のやりとりを収録した。

【目次】
1、人びとと生きる社会で
 時代みつめて 今、求められているものは(田中優子)
 苦しみも花のように静かだ(石内都)
 こんな時代、文学にできることって、なんだろう?(中原昌也)
 〝終わらない戦後〟とどう向き合うのか(古市憲寿)
 沈みかかった船の中で生き抜く方法(高橋源一郎)
 「ゴジラ」と「敗者の伝統」(佐野史郎)
 ゴジラと基地の戦後(吉見俊哉)
2、人びとの生きる世界で
 3・11以後をめぐって(池田清彦)
 『身体の文学史』をめぐって(養老孟司)
 現代社会論/比較社会学を再照射する(見田宗介)
 吉本隆明を未来へつなぐ(見田宗介)
 世紀の終わりに(吉本隆明)
 存在倫理について(吉本隆明)
 半世紀後の憲法(吉本隆明、竹田青嗣、橋爪大三郎)
 あとがき
 ※( )内は対談者

著者:加藤典洋(かとう・のりひろ)
1948年山形県生まれ。文芸評論家。早稲田大学名誉教授。『敗戦後論』で第9回伊藤整文学賞受賞、『言語表現法講義』で第10回新潮学芸賞受賞、『小説の未来』と『テクストから遠く離れて』で第7回桑原武夫学芸賞を受賞。著書に『もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために』『敗者の想像力』『戦後入門』『言葉の降る日』ほか多数。

内容説明

文芸評論家・加藤典洋はときに著者よりも深く、鮮やかに文学作品を読み解く。その一方、デビュー作『アメリカの影』、代表作の一つ『敗戦後論』に見られるごとく、戦後日本の追究を自身の思想の足場として保持してもいる。この二つを両輪に、長年、徒手空拳のまま「現在」と向きあい、数々の魅力的な論考を発表してきた。本書では、この非凡な批評家の1999年以降、現在までの対談を精選。現代社会の見取り図を大胆に提示する見田宗介、また今は亡き吉本隆明との伯仲する対談など、時代に流されない、忖度なき思想家、同時代人との「生きた思考」のやりとりを収録した。

目次

1 人びとと生きる社会で(×田中優子―時代みつめて、今、求められているものは;×石内都―苦しみも花のように静かだ;×中原昌也―こんな時代、文学にできることって、なんだろう?;×古市憲寿―“終わらない戦後”とどう向き合うのか;×高橋源一郎―沈みかかった船の中で生き抜く方法;×佐野史郎―「ゴジラ」と「敗者の伝統」;×吉見俊哉―ゴジラと基地の戦後)
2 人びとの生きる世界で(×池田清彦―3・11以後をめぐって;×養老孟司―『身体の文学史』をめぐって;×見田宗介―現代社会論/比較社会学を再照射する;×見田宗介―吉本隆明を未来へつなぐ;×吉本隆明―世紀の終わりに;×吉本隆明―存在倫理について;×吉本隆明・×竹田青嗣・×橋爪大三郎―半世紀後の憲法)

著者等紹介

加藤典洋[カトウノリヒロ]
1948年山形県生まれ。文芸評論家。早稲田大学名誉教授。『敗戦後論』で第9回伊藤整文学賞受賞、『言語表現法講義』で第10回新潮学芸賞受賞、『小説の未来』と『テクストから遠く離れて』で第7回桑原武夫学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ザフー

18
「存在倫理」。後半のこの一冊の要所であろう吉本隆明との対話を中心に再読しました。911ほどなく、視力を失い資料を読めない吉本に、長く長く問いかける加藤。自爆攻撃をともなうテロは「特攻」に発する「日本の発明」だった。宗教と迷妄、テロと倫理。30頁に及んだそののち、突如「存在倫理」という概念をひらめく吉本。地下鉄サリン被害者、911の飛行機の乗客、つまり「関係ない生命の巻き添え」。人間が存在すること自体の倫理が最後に残る。次の憲法/9条/平和の議論に合わせ、いま核心的な対話に思う。多くの人に読まれたい。2022/08/20

15
IT社会におけるリテラシーとは、情報を引き出すだけでなく、自分が手にした情報は「氷山の一角」であることを感じ取るセンスらしい。言い換えれば、自分に「何が見えていないか」を考える習慣をつける。思考を手近な範囲で完結したくなってしまう今、当たり前のようで難しいことである。自分は、やはり「体験」が鍵になってくると思う。どれだけ知識や能力がコモディティ化しても、自分が身を持って学んだことは誰にも奪えないはずだから。2018/05/01

v&b

2
『人類が永遠に続くのではないとしたら』『身体の文学史』『定本見田宗介著作集1』「現代社会はどこに向かうか」(「軸の時代1・2」)『気流の鳴る音』『宮沢賢治存在祭り』◎『存在の耐えられない軽さ』吉本「戦後世代の政治思想」(『中央公論』1960.1)「森が賑わう前に」(『新潮』2012.5)ジード、リスト『経済学説史』『日本の橋』 吉本の存在倫理と911、よりおおきな悪が登場したときの遇し方2018/04/24

hf

1
代休の日の朝6:18頃に。養老孟司の名前で検索して、この本に対談(2010.2『身体の文学史』新潮選書の巻末の)が含まれていたので読んでみた。そこで加藤は吉本『アフリカ的…』、江藤淳『近代以前』を想起。湯川秀樹の上田正昭らとの座談での質問”712年,古事記、720年,日本書紀と続けざまに編纂されたのはなぜか?”後半は見田宗介と吉本隆明との対談。”私の目からすると1990年代半ば以降の見田さんの仕事『現代社会の理論』と吉本さんの仕事『アフリカ的段階について  史観の拡張』には明らかな並行関係がある”3772024/01/17

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