内容説明
ジャズとクラシックを融合させた天才作曲家ジョージ・ガーシュインの生涯を描いたこの戯曲は、語りと曲が一体となって「ラプソディ・イン・ブルー」「スワニー」「サマータイム」の底に流れるガーシュインの魂を浮かび上がらせる一編の詩であり、歌である。斎藤憐が晩年に残した珠玉の戯曲!
感想・レビュー
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法水
2
旧臘、座・高円寺1にて鑑賞した作品の戯曲。2010年初演。作曲家ケイ・スウィフトとバイオリニストのヤッシャ・ハイフェッツとの往復書簡によってジョージ・ガーシュインの短い半生を描き出す。ピアニストがガーシュイン役でリーディングの合間に演奏を行う。趣向としては面白いが、ガーシュイン本人の心情までは伝わってこないため、あまり物語自体には引き込まれなかった。音楽ありきだからCDつきで販売してもよかったかも。2024/01/07
nightowl
1
手紙から女性や庶民の社会進出を語った「ジョルジュ サンドとショパン」に比べガーシュイン(作曲家自身)に焦点を当てた作品で安心して読める。目まぐるしいまでの活躍をしてあっという間に去っていったハイペースぶりに舌を巻く。EMIのCD廉価販売企画で一時期ジャズにはまっていたので、あの曲もこの曲も!?とびっくり。リーディング作品なので、お芝居することに重きを置いた戯曲より入り易いのでは...2019/12/13
葛
0
著書:斎藤憐 2014年12月25日第1刷発行 定価:本体1500円+税 発行者:宮永捷 発行所:有限会社而立書房 印刷:株式会社スキルプリネット 製本:有限会社岩佐 カバーイラスト:ワタナベケンイチ 定価:本体1500円+税2021/11/28