内容説明
日本の近代演劇と切っても切れない関係を持つロシア演劇。その関係を異文化接触と受容の位相から鮮やかに読み解いた渾身の論考。
目次
第1部 新劇とメイエルホリド(同時代人の回想から―大正・昭和初期のメイエルホリド;小山内薫と「青服」の観客 ほか)
第2部 新劇とロシア演劇(オリヴァー・セイラーのこと;八住利雄のこと ほか)
第3部 佐野碩とメイエルホリド(佐野碩のメイエルホリド―機械時代のビオメハニカ;メイエルホリドの暗い環1―岡田嘉子の上申書をめぐって ほか)
第4部 新劇とエヴレイノフ(築地小劇場のエヴレイノフ;モノドラマ・人生の演劇化―エヴレイノフの演劇思想について ほか)
第5部 ロシア演劇研究(ロシア・キャバレー演劇の研究 一九〇八‐一九二四;ソ連ネップ期の社会喜劇について)
著者等紹介
武田清[タケダキヨシ]
1951年山形県生まれ。明治大学文学部卒。明治大学大学院文学研究科演劇学専攻博士後期課程中途退学。明治大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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