内容説明
ユダヤ人がスペインから追放されてから十数年後の1506年4月、ポルトガルの首都リスボンでユダヤ人への大虐殺が起こった。その日、写本彩飾師であり伯父である偉大なカバリスト(ユダヤ神秘主義者)が、秘密の地下の礼拝場で、若い女性と一緒に全裸で殺されていた。主人公は犯人を求めて、ユダヤ人迫害が猖獗している市街を命がけで駆けまわる。
著者等紹介
ジムラー,リチャード[ジムラー,リチャード][Zimler,Richard]
1956年、ニューヨーク市郊外マンハセットの世俗的なユダヤ人家庭に生まれる。デューク大学で比較宗教学を学んだ後、スタンフォード大学大学院修士課程でジャーナリズム学修士号を取得。その後、サンフランシスコ地域でジャーナリストとして7年間働き、1990年にポルトガルのポルトへ移り住み、現在ポルト大学でジャーナリズム学を講義している
木村光二[キムラコウジ]
1949年、船橋市に生まれる。早稲田大学政経学部卒業。キブツで1年間生活した後、1978‐1980年、ヘブライ大学イスラエル思想学科留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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