内容説明
まだやり直せる。まだ勝負は終わったわけじゃない…傍観者の罪って?モノに埋め尽くされた部屋で、人生の整理整頓に直面する女たち。アメリカ・ミネアポリスとニューヨークでリーディング上演された英訳台本を併録。
著者等紹介
永井愛[ナガイアイ]
1951年東京生まれ。桐朋学園大学短期大学部演劇専攻科卒。1981年大石静と劇団二兎社を旗揚げ。1991年より二兎社主宰。第31回紀伊國屋演劇賞個人賞、第1回鶴屋南北戯曲賞、第44回岸田國士戯曲賞、第52回読売文学賞、第1回朝日舞台芸術賞「秋元松代賞」などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みさこ
1
好きな女優さんたちが出演する芝居だったので行きたかったが…。その代わりに読んだ。応援してます!2023/02/15
Tatsuhiko
0
今年初め頃に永井愛さん原作の劇を観たので気になって読んだ。高校生時代・現代ともにハブりという「空気」の暴力に見て見ぬふりをすることで加害者となることへの罪悪感が描かれていたのが気になった。しかしテンポいい会話の中に回収されているので、それほど深刻なテーマはない。2017/10/07
灘子
0
こんなに素晴らしい脚本に出会えて本当に良かった。50代前半の女達の友情とそれまでの人生の後ろめたさ。一句一句がとても自然で本当にいるんじゃないかと思った。嫉妬と羨望がないまぜになった複雑な友情がキャラクターやそのやりとりに深い魅力を生んでいた。 めちゃめちゃフェミニズムでエンパワメント。フォーミーの話でした。戯曲って刺さりやすい。2021/01/03