内容説明
夜の旧市街のユダヤの町で、現実と夢のあいだを彷徨いながら。どこか…そう、映画にでも出てくるような安穏とした非現実的な世界がそこには広がっていた。
目次
lavender and the red moon―ラヴェンダーと赤い月と
えるされむ 聖なる街―Jerusalem
ロイ&マルヴィーナ Egyptの夜
Jewish American Princes「Jap!」
diaspora around the corner―街角のディアスポラ
sayonaraハリル―あっぷする~との夜は更けて
えるされむ 2005年のディアスポラ
sorekara あれから…
the most beautiful moment―パン職人の結婚
boro parkの片隅の選民たち―オフィス・C
fiddler on the rooh―かざみどり
メキシコ・シティーで見つけた鞄
フリーダの場合―終わらないホロコースト
1940年の神戸で―ひかりほのかに
口は災う―エステルの言葉
exodus―エジプトからの出発
pass over ずっと昔に―soupの記憶
橋向こうの迷路
far away home―遠い祖国
luciano luciano―ルチアノ・ルチアノ
著者等紹介
大桑千花[オオクワチカ]
1970年浄土宗大谷派の寺に生まれる。大谷大学文学部真宗学科卒業。ライター&フォトグラファー、翻訳家。在エルサレム。なぜ人に宗教は必要か。その問いとともに、1990年より仏教のアジア、キリスト教のヨーロッパと北米、イスラムとユダヤの中東の国々を旅し続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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