内容説明
恥をかくのはイヤだ。でもフラれた理由は知りたい。漱石未完の傑作を現代化した心理ミステリー。
著者等紹介
永井愛[ナガイアイ]
1951年東京生まれ。桐朋学園大学短期大学部演劇専攻科卒。1981年大石静と劇団二兎社を旗揚げ。1991年より二兎社主宰。第31回紀伊国屋演劇賞個人賞、第1回鶴屋南北戯曲賞、第44回岸田国士戯曲賞、第52回読売文学賞、第1回朝日舞台芸術賞「秋元松代賞」などを受賞
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感想・レビュー
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やす
2
原作:夏目漱石。原作は読んだことは無いのだけど、明治の文豪がこんな小説を書いていたのか。複雑な迷路のような人間関係。複雑なのは関係というより真実に思っていることは何なのか自分にも分らないということか。「坊っちゃん」とはえらい違いである。落ちのないのは絶筆なのでいたしかたなし。2011/04/29
Tan Tan
0
夏目漱石の明暗を骨格にした戯曲。女の怖さみたいなものがじわじわと深まっていくような作品でした。 女性同士の掛け合いのシーンは駆け引きや劇的なところも含めてシーンの練習には面白そうな戯曲でした【自分的には9のシーンがいいかな】2017/03/16
惠
0
舞台を観に行って購入。もう一度観たいなー、と思いを込めて読んでみる。と!島倉千代子の歌が頭を駆け巡る(舞台を観たひとにはわかるはず)。2009/04/17