内容説明
本書は、1995年1月2日に逝去された浜口隆一氏への追悼の意をこめて、その生涯を通じてかきつづけられた建築・デザイン評論のなかから、その時々の代表的な論文をえらびだし、解説・注・年譜・著作目録をくわえることによって、その全体像のおおよそを、時代の流れの中で理解できるように編集したものである。
目次
序文 市民社会のデザインの倫理と論理
日本国民建築様式の問題―建築学の立場から
機能主義とヒューマニズム―文化主義の克服
機能主義の系譜
ガラス建築の不安感
建築作品にひそむ人間像を通して
デザイン諸分野の連帯性―建築・グラフィックデザイン・工業デザイン・土木・庭園デザイン・都市
サイン文化論
空間サイン学事始め
地域の時代の建築