内容説明
世界的ベストセラー、『フーコーの振り子』でテンプル騎士団の陰謀説を展開するエコに対抗して、著者はヨーロッパ・キリスト教文化の地下の一大思潮、“神秘主義”とこれを信奉する各教団の系譜について、その淵源から現代までのさまざまな変遷を詳細にたどり、エコの虚偽性を開示する。懐疑主義者エコをも懐疑にかけようとする。
目次
第1部 オラム・ハ・アシヤー(行為の世界)
第2部 オラム・ハ・イェツェラー(成立の世界)
第3部 オラム・ハ・ベリアー(創造の世界)
第4部 オラム・ハ・アツィルート(流出の世界)