内容説明
本書は、機械検査技能士を目指す人だけでなく、現場において実際に測定や検査にたずさわる現場マンすべてのかたがたに、測定の基礎的理論、測定機器の種類や構造、その取扱い方法をはじめとして、具体的な機械要素や材料などの測定法や検査法を、広く、深い知識と技能を自分のものにしていただくために出版されたものです。測定・検査のマニアルとしても活用できるように、編集されています。「現場と検定」としたのも、そのためです。本書は、大きく分けて測定・検査マニアルと、技能検定学科試験の問題集としての問題の解きかた、の2つの柱で構成されています。巻末には、検査職種の実技試験ペーパテスト(測定段取り)について課題と解説を掲載しています。実技試験そのものは、試験時間も短く普段の力さえ発揮できれば、大部分のかたは合格できますが、ペーパテスト(測定段取り)については、課題をいくつか実際にやってみて、そのポイントをしっかりと把握しておいてください。実技試験合格の道も開けます。
目次
測定法マニアル(測定補助具;角度の測定;表面粗さ・うねりの測定 ほか)
検査法マニアル(一般的な検査法;材料の検査法;作動機構の運転精度検査 ほか)
問題の解きかた(材料の急所;材料力学の急所;製図法の急所 ほか)