マイクロカプセル香害―柔軟剤・消臭剤による痛みと哀しみ

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  • サイズ B40判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784880493343
  • NDC分類 493.14
  • Cコード C0236

目次

1章 ある日突然、自分の不調の原因に気がつく―被害者・発症者の声(「声」を読む前に;「香害アンケート」より)
2章 香害は公害か?マイクロカプセルへの疑問―なぜ、私たちは、柔軟剤、消臭剤に反応するのですか?(10年前にはなかった香料空間―なぜ、いたずらに嗅覚を刺激してはいけないのか?;徐放剤・マイクロカプセルとイソシアネートへの疑念―「合成香料」だけが悪者か?)
3章 まず、「予防原則」で―国内の動きと欧州の疫学調査からみえること(混乱し、動き出した発症者たち;環境問題として懸念する研究者たち)

著者等紹介

古庄弘枝[コショウヒロエ]
大分県国東半島生まれ。ノンフィクションライター。2008年から電磁放射線公害について取材を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロア

23
本書の前半には、柔軟剤や消臭剤に使用されている香料系化学物質によって、重い健康被害を発症した人たちの「香害アンケート」がまとめられています。中には私よりももっと酷い症状の人もいて。。。(;ω;)辛さが分かるだけに本当に可哀想でなりません。「一番困っていること」の回答で多いのは、周囲の無理解。香り付き製品を、素朴に素直に良いものと思っているひとが大多数の中で、香害被害の声を上げれば神経質な変人扱い。。。香害からの逃げ場はどこにも無く、絶望して死がちらつくその気持ち、痛い程よく分かるっ!。゚(つД`)゚。2020/01/09

ochatomo

19
お気に入りさんレビューより マイクロカプセルに物質(農薬、香料)を閉じ込めて時間差で壊れることにより効果を続ける その原料はメラミン樹脂・ウレタン樹脂・ポリウレア樹脂等で、壊れた残滓はPM2.5サイズとなり空中を漂ったり繊維に付着して他人へも害をなす!! 肺へ入った空気は異物があっても吐きだせない怖さ イソシアネートは気道障害発現活性化物質 不燃ごみ圧縮施設の杉並病も紹介する 緊急出版とあり内容が整理されていないが、知るべき内容 2019刊2020/01/27

ロア

15
柔軟剤や消臭剤の成分はマイクロカプセル化されており、カプセルが壊れることで強い香りが広がる。壊れたマイクロカプセルはPM2.5とほぼ同サイズであり、土壌や海、空気を汚染する。花粉よりも大きいため、マスクをしても防ぐことはできない。マイクロカプセルの材料に使われる合成樹脂の中でもイソシアネートは毒性が非常に強い有害物質であり、皮膚や粘膜、肺を痛めるだけでなく、人体に深刻なダメージを与える。 2019/12/24

宇宙猫

13
★ 本の半分がアンケート紹介で、残りは同じことを怒りを込めてクドクドと書いてある本。マイクロカプセルについて知りたかったのに ほんの少しだけ。タイトルとサブタイトルを入れ替えれば納得できなくもないけど、週刊誌の記事みたいなのを一冊はウンザリする。2019/11/04

ガルソン

5
隣人の洗濯物の芳香臭が尋常でなく、窓を開けることもままならない状態で手に取った本です。12年間も匂いが消えない構造を持つマイクロカプセルは割れた後もPM2.5級の微粒子として人体を侵食していく、読めば改めて恐ろしさを感じた。マイクロカプセルは農薬で利用されており、知らぬ間に農薬を吸い込んでいるかもしれない所にも恐ろしさを感じた、マイクロカプセル 何とかならないのか?窓を開けて外の風を感じていた昔を取り戻したい。2019/06/23

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