内容説明
ものごとにこだわらず、なにごとにもおもしろいことを見つけて、とにかく楽しむ。“たぬき流”子育ての極意!
目次
第1章 ズボラがいい、ダメがいい(ママのせい!?それは、「だまし」に「おどし」;母乳がいちばんだなんて、だれがいったんだろう ほか)
第2章 しつけなんて、押しつけ(妊娠中から乳児期―遊んで過ごして;幼児期―「捨て育ち」のすすめ ほか)
第3章 こどもは大人を乗り越えていく(登園しぶり―道徳観念ではなく、事情で迫って;甘えん坊―ねだり、やりあい、なごみあう知恵 ほか)
第4章 のんきに、のんきに(健康診断、頼るのはほどほどにね;親のほうがたしかな診断をすることもある ほか)
第5章 たぬき先生の診察室(かぜ―薬を使わないで楽にすごすための三つのお大事;ぜんそく(小児気管支ぜんそく)―症状と程度と頻度に応じて ほか)
著者等紹介
毛利子来[モウリタネキ]
1929年、千葉県生まれ。旧制岡山医科大学卒。東京・原宿で小児科医院を開業、診察のかたわら子育てに関する著述、講演をおこなってきた。通称「たぬき先生」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鈴
30
今までいろんな育児書を読んできたけど、一番素晴らしかった。様々な育児書や世間で言われている正しい育児って、お母さんを育児ノイローゼにさせてしまうような無理難題が多かったりする。赤ちゃん時代から、笑いかけてあげて~話かけてあげて~首座りはいつ、おすわりはいつ…。それどころかお腹にいるときから胎教がどうだこうだと。この本を読んだら、そんなに頑張らなくてもいいんだと思える。2014/04/28
こみっくま🌟スタレビ聴き込み中
18
タイトルにつられ(笑)図書館で借りて読んだ。序盤の「母乳育児が一番だなんて誰が言ったんだろう」という所は特に嬉しかったな。ひけ目を感じる必要はなかったんだと。でも乳児育児の真っ最中にこの言葉に触れられたらどんなに楽だっただろうかと思った。娘は小学生まで育ちあがってしまったけど思春期の親の在り方なども多く書かれていてなるほど!と思う。毛利先生は83歳のおじいちゃん先生だけど考え方が柔軟で今の母親の現状とか辛さとかをなんてよく判ってくださってることか。もっと肩肘張らず楽にやっていいんだという優しい語り口が◎。2013/11/05
カッパ
15
何がいいってこのタイトルが良いですよね。良い親にならなければならないという暗黙のプレッシャーが怖くてしかたないのです。どうやら医師ですらも母親のせいにしてくるみたいですしね。こちらも賢く、とらえ方を柔軟にしていかないと参ってしまいそうです。結局はそんなに自分ばかりを責めないでよいということのように感じました。適度にほおっておいてもいいし、子供は子供の生き方はあるでしょうから。 薬と通院に関しても考えてからしようとは思います。なんでかんでも病院には自分だっていかんのやから。2019/01/14
ツキノ
7
たぬき先生、おなつかしい…!妊娠中に『赤ちゃんのいる暮らし』を読み、その後『ち・お』もたびたび購入したのでかなり影響を受けている。図書館の新着本でまわっていたのが勤める館に戻ってきて即借りる。タイトル最高!2013/12/07
聖樹
6
親のやってる事を見て育つ、とよく聞くのでちゃんとしないと(((°Д°;)))と思ってたが、家にゆるいダメな人がいると子どもの救いになると読んで…確かに周りが優秀な人ばっかじゃ私萎縮するよなぁと。腹が立ったら怒鳴っていい、冷静になったら子どもの言い分を聞けばいいとあって、ちょっと安心したε-(´∀`*)2014/10/13