内容説明
祖父母のかたたちだけでなく、母親と父親のかたがたにも使っていただきたい。現実に見合う知恵と技(わざ)を具体的に提供したい。書名の「作法」は、その意味を込めています。
目次
1章 うちあけ話 毛利さんちの場合(長女は「超遠距離型」;次女は「通い型」)
2章 うまくやる知恵とわざ(変わる親子の関係;年寄りの良さ ほか)
3章 実際問題 こんなときどうしたら?(母親から;父親から ほか)
4章 辛口じいじ・ばあば語り合う(孫・夫婦・祖父母は三角関係で(岡崎勝)
自信のないばあば、ちゃっかりママ(須田靖子)
三世代生活を見直す時代(湯浅欽史))
著者等紹介
毛利子来[モウリタネキ]
1929年。千葉県生まれ。旧制岡山医科大学卒。東京・原宿で小児科医院を開業するかたわら、子育てに関する著述、講演を展開。子育て誌『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』編集代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おくちゃん👶柳緑花紅
67
初孫誕生を機に手にとった作品。それが夫婦でも親子でも距離感は大切。おおらかに構えて出過ぎず引っ込み過ぎずできる範囲でジイジ。バアバでいようと思った。みんなの宝物ですもの。健やかに育てと祈りをこめて。現在娘夫婦が我が家で一緒に過ごしている。産後1か月間の予定だ。夜は夫婦に任せている。冷たいかなぁと思っていたが、本書を読んでこれで良いと安心した。良い時に読めた。2014/10/12
ガクガク
32
妻の借りた本を勧められて読了。「じいじ」と「ばあば」がいかに孫と接すべきか、その作法や事例を著者の体験とインタビュー、Q&Aで構成。残念ながら、我が孫は大阪の長女のところに一人しかいない。2歳になる現在までに一緒に過ごしたのは、誕生時も含めてまだたった3回なので、そもそも「作法」を考える以前のレベル。そういう状況でこの手の本を読んでも、なるほどと思うこともないし、実際役立ちそうなことも少ない。「ふーん、そうですか」と、今後のために頭の片隅に置いておくことにする。ヒマと金があればもっと孫の顔を見に行きたい。2014/02/09
刹那
12
祖父母、子、孫の三世代。難しいけど、お互いに自分の領分をわきまえて、聞く耳もって、過ごしていけたら、ベストだろうなと(*^^*)2012/03/28
よしりん
10
初孫誕生まで1ヶ月半ちょっと…何かしら参考になればと借りてきた。言いたいことはわかったけど何かひっかかるものが…。それが何かはわからないのだけど。『自信のないばあば、ちゃっかりママ』まさしくそのとおりかな(^^;2015/11/07
Humbaba
8
多くの場合、孫は非常に可愛い存在である。しかし、祖父母にとっての「正しい」孫との接し方と、両親の考える「正しい」接し方とが必ずしも一致するわけではない。それぞれが自分の考えに固執することなく、相手が何を望んであり、自分はどう考えているかの意見を交換しあうことが大切である。思っているだけでは解決しないので、上手に話し合いの場を作ることから始める必要がある。2013/10/10