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小児科へ行く前に―子どもの症状の見分け方

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  • サイズ A5判/ページ数 274p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784880491219
  • NDC分類 598.3
  • Cコード C0047

出版社内容情報

読むと不安がつのる医学書が多いなかで、この本は日常的で子どもがかかりやすい病気や症状についてていねいに書かれています。熱・せき・嘔吐など、子どもの気になる12の症状を中心に、各章ごとに「チェックリスト」を設け、「6ヶ月未満の乳児について」「保育園・幼稚園に通う判断」は別頁で説明。さらに母親の質問に医者が答えるページで内容を補足する。一家に一冊必備のお役立ち本です。出産のお祝いにもピッタリ。

はじめに

PART 1 熱
熱とは何か
熱性けいれん
恐れられている二つの病気
「行動」がいちばんの指標
治療
よくある熱の原因
こんな症状は要注意
熱射病
長く続く微熱

PART 2 便秘
六カ月未満の赤ちゃん
六カ月以上の子ども
治療

PART 3 せき
冬のせき
治療
呼吸の木
呼吸の木のてっぺん

 実はこの本は、しばしばくどいといわれるぼくの本よりも、もう一段くどいのです。
 しかし、くどいだけのことはある、真に有用な本だと重ねて言っておきます。
 ただ、アメリカと日本の事情の違いはいろいろあります。たとえばアメリカで病院にかかるのは、子どもの病気が相当重いときで、軽い場合はたいてい家庭で治してしまうようです。アメリカの薬屋さんには、日本だと病院にしか置いていないような薬もいろいろ置いてあるので、それを購入して家庭で飲ませるということも多いのですね。それでこの本にも「○○という薬を飲ませなさい」という記述がいくつもあったのですが、この本では日本の事情にそぐわないものは削除しました。
 また、日本では赤ちゃんの「夜泣き」が多くの親を悩ませますが、欧米の育児書ではほとんど取り上げられません。それは生後数カ月で赤ちゃんは親と別の部屋で一人で眠るという習慣が欧米にはあるからのようです。別室にされたあと、一週間ぐらいは大泣きする赤ちゃんもいるようですが、そこを過ぎると赤ちゃんはあきらめて一人で眠るようになるのですね。ですから夜泣きということが起こらないらしいのです。
 そのかわりに「宵泣き」というのがあ

内容説明

母親と医者でつくった、わかりやすくて役立つ子ども医学書。役立つチェックリスト付き。

目次

1 熱
2 便秘
3 せき
4 泣く、痛がる
5 下痢
6 耳
7 目
8 はれ、こぶ、すり傷
9 鼻
10 皮膚
11 尿
12 嘔吐

著者等紹介

ガーウッド,ジョン[Garwood,John]
マウントサイナイ医科大学小児科学助教授。マウントサイナイ医療センター発達医学医長。メリーランド州とニューヨーク市で開業医として20年以上の診療歴がある

ベネット,アマンダ[Bennett,Amanda]
米国のノンフィクションライター。『ウォールストリート・ジャーナル』に寄稿している。一時の母親
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gondan

5
★★★★☆ 小児科医がどのような症状をもとに診断し治療方針を決めるのかがよくわかって興味深かった。日本において、重い病気でもないのに医療機関を使うひと達のせいで医療崩壊をおこしているかのような論調がマスコミを中心に行われている。しかし、医学の知識のない我々に、目の前の症状が重いか軽いかは判断がつかない。もしそのような批判をするならこの本のようなことを学校の必修科目にでもするべきだ。2012/01/03

おね様

2
子供の病気は訴えが難しいだけにうろたえてしまう親も多い。しかしこの本を読んでおけばだいたいの子供の病気・症状について網羅されているので落ち着いて対処することができる。子供を持つ家庭に1冊あると大変重宝すること間違いなし。2014/10/08

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