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出版社内容情報
子どもにも言わせろ! ホットラインブックレット5
テーマ 許せん! セクハラ
□番組No.0 大人が「スキンシップ」と思いこんでいることでも
子どもはイヤだと思っている場合もある。
●リアクション・メッセージNo.0
□番組No.1 私たちの生活の中で“学校”ってけっこう大きい。
そんな学校でのセクハラは許されない。
●リアクション・メッセージNo.1
□番組No.2 男子と女子を理由なく区別する制度にも、
セクハラの原因がある。
●リアクション・メッセージNo.2
□番組No.3 家族の中でのセクハラを訴える声も
意外に多い。
●リアクション・メッセージNo.3
【コラム1】「セクハラ」って何?
□番組No.4 時がたっても癒されない傷が
残ってしまうことをわかってほしい!
●リアクション・メッセージNo.4
【コラム2】セクハラをされたときは
□番組No.5 悪いのはあなたじゃない。
弱いところにつけこんでセクハラする大人が悪いんだ。
●リアクション・メッセージNo.5
ター電話相談員/龍野陽子
■ホットライン まとめ
セクハラ――誰かが好きにするために誰かが傷つけられる構造はもういらない!
■世田谷ボランティア協会について
■ホットラインと国連子どもの権利条約
子どもも社会でともに暮らすパートナー
■いじめとホットライン――こんなにもいじめに対する声が
「セクシャル・ハラスメント」=「性的いやがらせ」。数年前、日本にこの言葉が紹介されるやいなやこの言葉は市民権を得てしまったかのように見える。男社会にあって、「私にされていることは何か変だ」と感じることはあっても、そうした概念のなかった時にはそれが何なのか言葉にできなかったことが、『セクハラ』という言葉を得てストンとおちた。その潜在的人口がかなりの数にのぼっていたということなのだろう。
しかし、それで女性の置かれている環境、ことに男性が女性を視る目線に相応の変化があったようにも思えない。女性であることの差別に加えて子どもであることの差別も受ける女の子。また、朝鮮の民族衣装であるチマ・チョゴリの切り裂き事件などはその差別の延長上に民族差別も加えられる。そこに見えるのは、社会的な力関係を背景とした卑劣な関係だ。最近では、「セクシャル・アビューズ」という言葉さえ登場した。日本語で「性的虐待」という意味の言葉だ。
マスコミの一部や一部の知識人は、セクハラを訴える声を「ヒステリックなもの」とし、「人間関係をギクシャクさせる」という。「不快なこともガマンしなさい」とでも言いたいのだろうか。
時には癒しようのな