出版社内容情報
管理的教師もいるフツーの私立高校。学校変革に乗り出したのは“良い子タイプ”ではない少年たち。2ヶ月間の中国留学・学校祭と彼らは走り続けるが……。生徒会長だった著者が綴る3年間の記録。中・高生は必読!
まえがき
プロローグ
高校でもガンガンやれ
関東国際高校中国語科だ
青生舎へ行く金
父の15の頃
卒業
I ごあいさつは「ごきげんよう」
女子校だったぼくの学校
はじめての中国語の授業
憧れの髪型
日本語と中国近・現代史
「獣のにおい」のぼくたち
中学よりひどい
中国を知っていたプレスリー。
「小野氏奪還作戦」
一生の同志だ!
「奪還作戦」は失敗した
生徒会をぼくらの手に
二人の会長候補
出航
II 来来来、中国へ
「来来来来来」
いよいよ中国だ
蘇州大学「専家桜」着
蘇大脱出、十全街へ
換金
ぬるいコーラと英雄印の万年筆
日本少年のぼく
III 中国と日本少年
銭湯
ぼくの体から出た垢
厠所で慢慢的
「人民券」と「兌換券」
「チェンジマニー」
「早く逃げろ」
中国の映画館で
ぼくの戦争責任
「すっぴん」と「男宝」
VII 涙の
この本は、ある高校を舞台にした「熱烈的日本少年たち」の記録である。
1987年の春、ぼくらは私立関東国際高校中国語科の教室で出会った。
単調な高校生活を送っていたぼくらが、あることをきっかけに、おれたちの手で学校を変えようと思うようになる。そして、いまでは流行らない生徒会活動や学園祭に力をそそいだ。
それは、理不尽なことを許さないぼくらの「熱烈的」な思いから始まったことだった。中学時代に野球部でスケベな話ばかりしていたぼくは「やらしい会の会長」と呼ばれていた。
そんなぼくが、なぜか中学・高校と生徒会長として積極的に生徒会活動を展開するようになった。
ぼくらはただ楽しい学校生活を送ろうとしただけだった。
しかし、その思いをはばもうとしたものがぼくらの目の前にあった。ぼくらはそれを取り除こうとした。それは、形としては学校であり教員であったが、本当はもっと違う何かだった。
この本は、ぼくらが徹底して楽しさを求めた「たたかい」の記録である。
その過程では学校と対立したり、イヤな思いをしたことも多々あった。けれども「告発もの」や誰かを「糾弾」したりする本とは少し違うおもむきになったような気
内容説明
出た!いまどき学校が楽しかったBOYS。舞台は関東国際高校。校則もあります。管理好き教員もいます。でも、ホームルームに生徒会、中国研修に学園祭…「積極的に」楽しんたで生徒たち。これは高校生の書いたニッポン初の「教育実践書」だ。
目次
プロローグ
ごあいさつは「ごきげんよう」
来来来、中国へ
中国と日本少年
上海へ行くんだ
生徒会長は誰が…
文化「祭」うんぬん
涙の前日
エピローグ