内容説明
子どもでも、大人でもない…14歳。今、を生きるための希望のメッセージ。著者渾身の書き下ろし!
目次
01 学校ってなんだ(授業ってなんだ;受験ってなんだ? ほか)
02 仕事ってなんだ(働くということ;おカネってなんだ ほか)
03 日本ってなんだ(日本という国;戦争と平和の間でうごめくもの ほか)
04 愛ってなんだ(恋愛と友情;結婚 ほか)
著者等紹介
志茂田景樹[シモダカゲキ]
1940年3月25日静岡県生まれ。中央大学法学部卒業後、さまざまな職を経て作家を志す。1976年、『やっとこ探偵』で小説現代新人賞を受賞。40歳のとき、『黄色い牙』で直木賞を受賞。ミステリー、歴史、エッセイなど多彩な作品を発表していく。1999年より児童への絵本の読み聞かせ活動をおこない、各地で講演する。絵本など童話作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フリスビー
14
14歳に限らず、誰が読んでも納得できそうな、なるほどと言った常識の話。副題ほど過激ではなかったです。「受験勉強する意味がわかりません」と言う問いには、「受験はなんのためにするんだろうと考えることが大切」と答えると言った具合。「男子と女子の間での友情ってあるのでしょうか」は、世代問わないクエスチョンですね。一番印象深かったです。2014/02/19
ris3901
3
14歳くらいの子達に送る一問一答。さすが作家さん。勉強、受験、友だち、心の中のモヤモヤをきれいに言葉にしてくれている。時事の項はやや古さを感じるけれども哲学的な項はとても面白い。中学生息子に読んでほしいけれど、装丁からは手に取ってくれなさそう。2014年1月初版2016/09/18
み~くま
2
この本をジャンル分けするならば、中2の子どもたちへ向けた人生指南書といったところでしょうか。でも、この手の本にありがちな価値観の押し付けは全く無いんです。この本に綴られている言葉は、ともかく温かい。それはまるで、縁側でお茶を飲みながらおしゃべりしている感じでした。だからでしょうか。胸の深いところへす~っと言葉が染込んでいくようでした。子どもも親も、もっと肩の力を抜いていいのだと教えて頂いた気がします。子どもたちはもちろんのこと、同じ年頃の子どもを持つ保護者の皆さんにもぜひ読んで欲しい一冊です。2014/08/01
nishiji23
2
志茂田さんの言葉はいつでも丁寧。14歳の時に読みたかったし、14歳の時に読んでいたらきっと生きにくかった自分に後押ししてくれる本だと思う。2014/03/12
勝手に読んだYA本つぶやくBOT
1
子どもでも大人でもない14歳(前後)。「学校ってなんだ?」「仕事ってなんだ?」と疑問に立ち止まって考える時期でもあります。そんな一つ一つの疑問に答えながら、今を生きるためのメッセージをつづっています。2017/03/05