内容説明
としよりのロバがじいさまに連れられて荷物を運んでいたとき…。アメリカインディアンに古くから伝わる物語。
著者等紹介
北山耕平[キタヤマコウヘイ]
作家、翻訳家、編集者、講演家。『宝島』『ポパイ』などの雑誌創刊に携わる。70年代後半から80年代にかけて北米大陸を旅し、あるメディスンマンとの出会いをきっかけに、インディアンの精神や物語などを学ぶ。現在は、地球のネイティブ・ピープルに伝えられたストーリーテリングを日本に伝えるため、執筆や講演活動を全国各地でおこなっている
oba[OBA]
イラストレーター。ロゴやポスター、キャラクターデザインなどを手がける。イラストやデザインをとおして、子どもたちのための活動、地域を元気にするプロジェクトにも参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハミング♪♪@LIVE ON LIVE
78
ロバが可哀想だった。人間の都合で動物が犠牲になってる事を、いつも気に留めとく必要があると感じた。まぁ、深い穴に落ちたロバが上から土をかけられて、生きてるなんて信じられないけど、それ以上に、かけられた土をロバ自身が踏み固めて地上に戻ったっていう経緯は、さらに信じ難い。2013/06/20
♪みどりpiyopiyo♪
58
柔らかな色の表紙と可愛らしい絵。アメリカンインディアンに伝わるお話なんですって。■おじいさんの悲しみも、ロバの気持ちも、おしまいのロバも、表紙の大きなお日様も。■こういうお話は寓話的な解釈をせずに、ただそういうことがあったと思いたいなー。2016/07/16
パフちゃん@かのん変更
41
高学年用の読み聞かせにいいと思います。インディアンに語り継がれてきたお話。何を言いたかったのか、話し合ってみるといいと思います。2013/11/04
リリー・ラッシュ
26
「ティーチングストーリーとは、生きることを、おしえるはなし」という一文から始まります。生きてたら様々なことが自分の身に降りかかってくる。その一つ一つを自分の足で乗り越えていけば、少しずつ今居る場所から進むことができ、やがて光が見えてくる。可愛らしい絵で語られるとても深いメッセージでした。2020/12/31
モッタ
15
☆☆☆☆生きるとは何なのだろう。私たちはどんな時生きることを実感出来るのだろう。それは「諦めた時」ではないだろうか。 この絵本が教えてくれるのは、諦めの潔さだと思う。古井戸に落ちた年寄りロバが、死に怯え喚き続ける。生きることに諦めた時、初めて生きることが出来た。アメリカのインディアンに古くから伝わる童話。一分で読めるが、一生ものの本になるのではないだろうか。2011/06/09
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