内容説明
古今の詩歌にうたわれた星たちを最新の天文学と天体画像で読み解く。知っているようで知らない星のこと―びっくり星情報も満載。
目次
第1章 宇宙に紡ぐ―光のことば12か月(光のことば一月―オリオンの盾新しき…;光のことば二月―君にのみ逢はまく星の… ほか)
第2章 七耀の歳時記(惑星と七曜カレンダー;日―太陽に住むカラス ほか)
第3章 星の誕生・宇宙のはて(星の誕生;星団 ほか)
第4章 春夏秋冬星空散歩(春の星空散歩;春の星のうた ほか)
星と暦の質問箱&星用語MEMO(星と暦の質問箱;星用語MEMO)
著者等紹介
海部宣男[カイフノリオ]
1943年生まれ。66年東京大学基礎科学科卒業。同大学院天文学専攻博士課程中退、理学博士。87年国立天文台教授。野辺山の宇宙電波観測所を建設し、ミリ波天文学の開拓で仁科記念賞、星間物質の研究で日本学士院賞を受賞。国立天文台ハワイ観測所所長としてすばる望遠鏡を完成後、2000年‐06国立天文台長。現在放送大学教授・日本学術会議会員・国立天文台名誉教授。専門は電波天文学、赤外線天文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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skr-shower
3
表紙裏のイラストが好き。万葉の昔から星を見て詩を詠む。豆知識に、小ぶりでも美しい写真、楽しめた。「古今和歌六帖」、探してみよう。2019/12/13
仮ッ子
3
久しく忘れていた、宇宙への憧れを思い出させてくれた。月を慕い、地に縛られる身を嘆いて泣く少女だった自分に、想像の翼さえあれば、たどり着けない場所などないのだ、と教えたい。2010/10/18
ちゃっぴー
2
古今の詩歌にうたわれている星たちを天文学と天体画像で読み解いていく。十世紀末に編まれた「古今和歌六帖」の「星」の項に集められている七首の歌は、全て恋の歌。空に煌めく星を見て恋しい人を想う気持ちは、千年以上も前から同じなんだ。古代の昔、見上げる星空はどんなに美しかったんだろう。あ~、ロマンチック。2011/12/06
らん
1
ただの天文本ではなく はるか昔から人が星空に抱いた想いを辿る。ロマンっていう言葉の意味が分かる。2017/08/28
トチュウ
0
宇宙のさまざまな画像と、月や星にまつわる詩歌俳句を織り交ぜながら展開される話。素敵で憧れます。2013/08/28