内容説明
人権なき自治と分権を憲法は許さない!「分権型統治システム」が高唱されるが、同時に、緩まない集権ネジも模索されている。いまこそ、自治体が自治体であり続けるために、人間の尊厳と人権の保障を目的として国と自治体との関係を大きく把握する「自治と分権」の理論的枠組が必要である。
目次
第1章 「新しい時代の地方自治像」研究の課題
第2章 国家構造改革と「地方分権改革」
第3章 「地方分権改革」の論理と実際
第4章 「未完の分権改革」と憲法の地方自治保障原理
第5章 「地方分権改革」から「地域主権改革」へ、そしてまた「地方分権改革」へ
第6章 3.11「東日本大震災」・「福島原発震災」と地方自治
第7章 「新しい時代の地方自治像」の探究
著者等紹介
白藤博行[シラフジヒロユキ]
1952年、三重県生まれ。名古屋大学法学研究科博士課程単位取得満期退学。札幌学院大学法学部助教授、専修大学法学部助教授を経て、1996年から教授。自治体問題研究所副理事長、民主主義科学者協会法律部会事務局長、弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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