内容説明
政府の撤退で公共領域はやせ細っているが、その公共領域を再設計しようとする「地域づくり」に参加する住民が増えている。住民参加による「公共」の再設計は、どのようなスタイルや過程をとるのか。徳島県を舞台に展開してきたダイナミックな住民参加の事例から、住民自治の新しい“かたち”を明らかにする。
目次
第1章 「希望格差社会」が広がる
第2章 市場原理モデルの落とし穴
第3章 持ち場から逃げ出す政府
第4章 「対抗するシステム」の骨格
第5章 Another world is possible!
第6章 政策決定過程への住民参加
第7章 地域社会・もうひとつの未来―公共領域を協同でつくりかえる上勝町
著者等紹介
中嶋信[ナカジママコト]
徳島大学総合科学部教授。1946年、北海道生まれ。北海道大学大学院農学研究科博士課程修了(農学博士)。市立名寄女子短期大学講師・助教授、徳島大学助教授を経て現職。専門分野は日本経済論・地域経済論。現在、自治体問題研究所副理事長、徳島自治体問題研究所理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。