内容説明
低い所得者ほど、経済力の乏しい地域ほど増税となるのが「包括的抜本的税改革」の真相だ。「広く、薄く」から「広く、厚く」に向かうわが国税制改革のからくりを解説し、「人間らしく生きられる」税制づくりを呼びかける。
目次
1 「広く、薄く」―消費税創設後の税制改革(広く薄い税負担へ;なぜ「広く薄い」負担なのか ほか)
2 包括的抜本的税制改革がめざすもの―「広く、厚く」へ(包括的抜本的税制改革の考え方・内容・特徴)
3 はじまった包括的抜本的税制改革(2003年度税制改革;2004年度税制改革)
4 包括的抜本的税制改革の「理由」と現実(「小さい」、「大きい」で国の良し悪しがきまるのか;「99%の本当」と「危機症候群」 ほか)
5 三位一体改革と地方税増税(地方財政冬景色;三位一体改革が目指すもの ほか)
著者等紹介
熊沢通夫[クマザワミチオ]
1935年、栃木県生まれ、県立栃木高校卒業、税務講習所修了後税務署勤務。全国税労働組合中央執行委員・調査部長を務める。木村禧八郎経済研究所研究員。法政大学経営学部非常勤講師。駒沢大学経済学部非常勤講師など歴任。現在、経済評論家、医療法人役員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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