内容説明
いま全国各地で区画整理・再開発の破綻が進行している。この後始末を誰の負担で行うのか。これを最終的には税負担でもって救済しようという動きが巧妙にしかけられている。これらの事態をつまびらかにし、問題点にメスを入れ、解決策を多くの市民・住民のなかで検討することは緊急の課題。以上の問題意識をもとに、二〇〇〇年九月、区画整理・再開発対策全国連絡会議では、NPO法人設立記念も兼ねてシンポジウムを開催。本書はその内容をもとに、全国連絡会議が発行するニューズレター・月刊『区画・再開発通信』編集部がまとめたものである。
目次
第1部 区画整理・再開発の破綻(都市建設をめぐる構造転換;区画整理の破綻「保留地処分困難」―その不透明な状況;再開発の破綻「保留床処分困難」―崩壊した独立採算の原則;区画整理・再開発の破綻とその先にあるもの)
第2部 いま、押し寄せる破綻―その実態(区画整理編;再開発編)
第3部 区画整理・再開発の破綻と二一世紀まちづくり運動
資料 破綻に直面する区画整理・再開発一覧ほか(『区画・再開発通信』にみる破綻に直面する五三事例;全国の組合区画整理事業の経営実態調査結果の概要(建設省二〇〇〇年))
感想・レビュー
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