内容説明
マルクスは地代論を構成するのに農用地が規定的としたが、現代では都市の土地が規定的とするべきであろう。また、マルクスは、資本をその生成・発展・消滅において把握しようとした。最近ソ連崩壊の教訓のなかから社会主義社会の概念把握と社会主義への移行論の新しい展開が始まっており、消滅論は新しく構成されねばならない。以上のような問題意識から本書は構想されている。
目次
1部 都市の土地(住宅地;商業地;土地利用の公共性について―イタリアの都市計画法を例解として)
2部 近代的土地所有の生成・発展・消滅(「資本論」における土地所有についての一考察;資本主義的農業の条件としての近代的土地所有;資本蓄積と差額地代;土地国有論;経済民主主義における市場の民主的統制―社会主義経済への展望)
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