内容説明
遊行する精神、その句業の全軌跡。杏子のエッセイや先達の名句を自在に抽きながら、テーマ別に杏子俳句の背景を探索し、作品の魅力を緻密に、そしてスリリングに読み解く。
目次
第1章 黒田杏子の十二か月(一月 正月;二月 野の花(1) ほか)
第2章 黒田杏子の“櫻”(花を待つ;花の闇 ほか)
第3章 黒田杏子の“月”(夏の月;月 ほか)第4章 黒田杏子の“家族”(“父”“母”一覧と概観;ちちはは ほか)
著者等紹介
〓田正子[タカダマサコ]
1959年、岐阜県岐阜市生まれ。東京大学文学部卒。大学で「作句演習」なる全学ゼミを履修したのが作句の始まり。1990年、黒田杏子の「藍生」創刊に参加。1997年、藍生賞受賞。句集に『花実』(2005年/ふらんす堂/第二十九回俳人協会新人賞受賞)、『青麗』(2014年/角川学芸出版/第三回星野立子賞受賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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