目次
水原紫苑アルバム
論考&エッセイ1
十首選&作品論
短篇小説
論考&エッセイ2
水原紫苑論考&エッセイ
講演録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
9
久々に水原紫苑さんを。もっと勉強したいと思った。2024/11/21
chisarunn
8
ゴメン…全部読む気力はなかった。インタビューとか作品論とかはナナメ読みでした。論考のなかで印象に残ったのは「実は苦手な塚本邦雄」そんなにはっきり言っちゃっていいんですか…あと、「和歌という不死身の生きもの」これは久保田淳「『うたのことば』に耳をすます」という本について。短い文だがそうなんだー、と納得の一文。読みたくなる。自選五百首をたどってゆくとめまいがしてきたし、仏語二十首は…読めませんがなそんなもん!いっそ、水原紫苑から始めるフランス語というのをやってみてもいいかも知れない。2022/08/07
月音
0
前衛的な詩歌は難しい。比喩と抽象化された言葉を前にすると、つい身構えてしまう。「私、頭悪いから…」とかなんとか、口の中でゴニョゴニョつぶやきながら。水原紫苑の歌も、そう。難しい。なのに、なぜか心地いい。「考えるな、感じろ」という映画のセリフは、けだし至言だと身に染みて思う。本書は水原本人による自選歌、エッセイ、小説などのほか、歌人、識者による論考を収録。“ここではないどこか”へ飛翔する水原の言葉と、羽ばたきの行方を追う歌人たちの言葉にふと思い出す。そう、ここは「言霊(ことたま)の幸(さきは)ふ国」。⇒続2022/07/20