内容説明
ポスト・モダンの浮力に抗して、ぶれず、媚びず、群れず―貫く批評精神。平成文学三十年の総括。
目次
1 記憶喪失の季節に 1988‐1990(一九八八年文芸時評「LITERATURE」から;一九八八年文芸時評(図書新聞)から ほか)
2 マイナー文学の方へ 1991‐2000(一九九一年文芸時評(共通通信配信)から
一九九二年文芸時評(共同通信配信)から ほか)
3 散乱する暴力の時代に 2001‐2010(未成年の思考―埴谷雄高;ヴァニティを粉砕せよ ほか)
4 大洪水の後で 2011‐2018(それでも人は言葉を書く―大震災と文学;井口時男が読む『野火』 ほか)
著者等紹介
井口時男[イグチトキオ]
1953年、新潟県(現南魚沼市)生れ。1977年、東北大学文学部卒。神奈川県の高校教員を経て1990年から東京工業大学の教員。2011年3月、東京工業大学大学院教授を退職。1983年「物語の身体―中上健次論」で「群像」新人文学賞評論部門受賞。以後、文芸批評家として活動。文芸批評の著書に、『悪文の初志』(1993年、講談社、第二二回平林たい子文学賞受賞)、『柳田国男と近代文学』(1996年、講談社、第八回伊藤整文学賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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